みずいろのこえ レビュー


展覧会の、「色のすること」の、レビューなる視点をいただき
ここに。



- Teruyuki Takemuraさんより

場所: CASE GALLERY 3月28日 20:17 ? 東京都 渋谷区 ?


代々木のCASE GALLERYにて、植田志保さんの展示を。最終日滑り込み。 http://shiho-ueda.com/3802 おもしろかったー。 いろんな色が、嬉々として戯れるこの感じ。 画面いっぱいにかなりたくさんの色が使われているのに、そのどれもがケンカしてない。にじみはあっても、よどみはない。 どういう技術なんやろうと不思議に思って聞いたら、「いろがよびかけてくる」んだと。 きょう初めてお話ししたけれど、植田さんはこういう感覚的なことばに全く衒いや嘘がなくてまっすぐ。素直に納得してしまった。 作家のエゴで構図や配色を押し付けるのではなく、いろと対話してうまれる、自然発生的なフォルムやカラーに身をまかせること。
ぼくは植田さんを初めて見たのがライブペインティングで、その時の素晴らしさに打ちのめされたのだけど、人前でやるかどうかにかかわらず、植田さんの創作は基本ライブやねんて。一回性を重視して。生まれ出た色は、決して消さない。 「生まれたいろを消すことは自分にもいろにも嘘をついてるみたい。だから予期しない色がうまれでたら、それはチャンスでありチャレンジ。そこからはそのいろが良くなるように描きつないでいく。」どこまでもやさしくてしなやかな姿勢で、色づいた画面と遊びながらイメージをどんどん拡張していく。

きょう改めて思ったのは、植田さんがつくろうとしてるのは、絵画でもオブジェでもなくて“いろの動きや作用そのもの”なんやということ。空間と時間の中に不定形にたゆたういろそのものを、カンヴァスや布地に定着することでなんとかぼくらの目の前に提示してくれてる。けど、多分ほんまはそれはもっと自由。 だから、逆にカンヴァスや布地だと少し不自由さを感じてしまう。ほなどうしたらええのか、帰り道考えたけど答え出ず。
会場のCASE GALLERYの建物、空間とのマッチングもすごく良かった。建物全体が、色彩の繭みたいになってた。








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2015.小木戸寛さんとおこなった
ライブペイントについても。



- 植田志保さんの展示@新宿伊勢丹のオープニング、ライブペインティングを見てきた。 http://shiho-ueda.com/2748 いやー、いいもん見た。 絵が、というか色が立ち現れていく過程を見る、というのはこんなにおもしろいんやなぁ、と唸りながら見てた。 1枚の絵を完成に向けて仕上げていく、というよりも、一瞬一瞬立ち現れる色と対話しながら何枚もの作品を見せてもらう感じ。 出来上がりを見ただけではこれは絶対わからない。 抽象的だけれどもラストに向けてしっかりカタルシスも用意されていて(とぼくは感じた)混沌だけじゃない、まるでポストロックのバンドの即興演奏を聴くときみたいに最後の方テンション上がった。 見た目やさしくかわいらしい印象に見えるけど、過程を見てると実は力強い。描くアクションが、とかじゃなくて色の置き方混ぜ方とかが。 展示もいいです。オススメ。













takemuraさん、ありがとうございます。






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