2010.07.10 Saturday
boat
それは 全く、さんかくだった。
しずかで、空は心おきなく晴れていたし
ぽつりぽつり とピニールのシールの透明な跡形がはっきりと見えたりした。
ごちゃごちゃした本棚の中に、まっさらなスケッチブックはちゃんと入っていたし
12色の水彩絵の具も たしかにそこにあった。
いつもみえているもの
いつもみているもの
このふたつのことは絶望的にちがっていた
背の高さがちがうこと
首の振り方がちがうこと
それぞれの世界感は圧倒的にちがっていた
流れ星を見たとき バーチャルをはらんでいるんじゃないかとおののき、
ラズベリーのピンクをみたときビビッとさにうたがう。
自然すぎることは、またたく間にものがたりをはじめ そしておわらせる。
世界のどこか高揚とどん底の果てに
どんなときも 起こっている事象に
ふれて
みて
きいて
こころを揺さぶった こと
が
あったとしたら
わたしのこの ちっぽけな世界の中でも
わざわざくりぬき
色 として塗ってもいいんじゃないかと思った
もしも それがどこかでだれかの
こころを踊らせる色になるように
sekaiは美しく ishikiから生まれる koufukuを彩る。
それは、やっぱり全く さんかくなことなんだ。
しずかで、空は心おきなく晴れていたし
ぽつりぽつり とピニールのシールの透明な跡形がはっきりと見えたりした。
ごちゃごちゃした本棚の中に、まっさらなスケッチブックはちゃんと入っていたし
12色の水彩絵の具も たしかにそこにあった。
いつもみえているもの
いつもみているもの
このふたつのことは絶望的にちがっていた
背の高さがちがうこと
首の振り方がちがうこと
それぞれの世界感は圧倒的にちがっていた
流れ星を見たとき バーチャルをはらんでいるんじゃないかとおののき、
ラズベリーのピンクをみたときビビッとさにうたがう。
自然すぎることは、またたく間にものがたりをはじめ そしておわらせる。
世界のどこか高揚とどん底の果てに
どんなときも 起こっている事象に
ふれて
みて
きいて
こころを揺さぶった こと
が
あったとしたら
わたしのこの ちっぽけな世界の中でも
わざわざくりぬき
色 として塗ってもいいんじゃないかと思った
もしも それがどこかでだれかの
こころを踊らせる色になるように
sekaiは美しく ishikiから生まれる koufukuを彩る。
それは、やっぱり全く さんかくなことなんだ。
- 2010.07.10 Saturday
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- by 植田 志保