furfur 2013 s/s collection ・ショーが無事に終了しました
今回、10回目の記念すべきショーに コラボレーション作家として
カラーアートワークで参加させて頂きました。
たまらなく大きくて、とてつもなく小さい いろをみた。
コレクションにむけて、半年ほど前からすこしずつ イメージを紡ぎ合ってきました。
わたしは、関西在住とゆうこともあり なかなか会って打ち合わせをすることもなかったのですが
少し、またはどっさり 作品を送って そこのねつりょうで、テキスタイルからコンセプトまで
ほとんどいっつもどおりを やらせていただきました。
クリエイティブディレクターのチダコウイチさんが、
はじめてお会いしたときに、「いろをさがしていました」
と、おっしゃられたとおり デザイナーの古橋彩さんから生まれてくるお洋服と 距離と、融合とその範疇をもって 色がしてきたようにかんじました。
一週間前から、プレスームにアトリエをつくって即興で制作させていただいていました
とても たのしく混乱したじかん。
なんといっていいのか正確さは、みあたらないのですが
ありがとうございます
ほんとうに たくさんのひとが携われていて、たくさん たくさんの感謝です。
ありがとうございます。
いくつか、記事にしていただいているものがあるようです
◯
・こちら制作しているとき、またすべての時間、もう野生化してしまって
断片的にしか覚えていません。。
ひきつづき、furfur コラボレーションはつづいていくので、おたのしみにしていただけたらと思います。
・
胸をなでおろすライラックの16:00色
朝より ずっと前のあさの色
水が凍ってもクロールできる気品色
まっしろなむじゅん色
モクレンの姿勢からみる 大雨のねつりょう色
ちょうどいい分量の「おはよう」色
発光する船底のじゅうたん色
サリーの髪を飾るぶどう色
自転車に最良をまきつけた彼女色
信号機のあかのひとがくれたじかん色
よるの中を移動する石けん色
カルミアに上陸した期待色
浮き足立つたらの新芽色
気高く削ぎ落された 万遍のないやさしさ色
ひょんな一瞬に無重力の庭色
何重ものマトリョーシカくりかえす螺旋色
糸でんわの様子に確認する気配色
こめかみをこらした 皿のうえのティンカーベル色
スキップの直前色
月が星をつれて一直線に泳ぐ色
まっさらなノートをめくる色
夜より ずっと前のよるの色
これらは、日常の中で ふっと息をのむような記憶や情景を ことばでスケッチするように 単語の色つきとしてくみとって
実際の可視光の範囲で目撃できる色彩に紡いだ 色のなまえの作品のタイトルです。
今回のコレクションでモデルさんに着ていたお洋服に、テキスタイルや無意識の痕跡としてしためました。
旅にでるとき、目的以外のものに うっとりと出会いたかったりします。
まさに今回コレクションの制作行程はそれに似ていて、なんだかわからない ぽろりと出てくる
そのような 目をこらして、名もなきその様子に美しさをおぼえ こころを近づけていくと
一片のちいさな色のかたまりが、furfurと出会ってひととき、ひとときの 意識につれられて現れた その色 なんだと思いました。
furfurとゆう事象をもつ輪郭に、色がよばれたのですが
そこをいいなと 発見して、かたちに導いてくださるチダさんの勇気と その行為の生み出す
さらに事象に こころがばくばく揺さぶられるのでした。